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外出先ですでに気になっていたが、いつもと比べ物にならないほど鞄が重くなっていたため、帰宅後玄関灯も点けずに中身を確認するとスマートではない携帯電話がぎっしり詰まっており、驚いて鞄を放り投げてしまった。ガサガサと部屋に散らばった電話のいくつかは暗闇の中で橙緑に瞬き、そのうち一つ、また一つと呼吸を再開するかのように震え始めた。
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